今季初の対タイガース3連戦!

ドラゴンズ

今季初の対タイガース3連戦を本拠地バンテリンドームで迎え撃つ立浪ドラゴンズ。初戦は大野、3戦目は柳と両エースが先発を予定している。対するタイガースはなんとここまでまだ1勝のみと両目すら開いていない厳しい状況となっている。2022年初の竜虎決戦の結果は?
では、試合を振り返っていきましょう!

4/12(火)の結果
中日 2 : 1 阪神

初戦を任されたのは開幕投手でもあり、投手陣キャプテンでもある大野雄大でした。対するタイガースはここまででの唯一の白星を完封で挙げている西勇輝でしたので、緊迫した投手戦が予想されました。
ダイジェストで振り返ります。

  • さすが好投手の投げ合い。5回までは互いに得点を許さない。
  • 6回表。京田の悪送球で先頭打者を許すと、続く打者のセカンドゴロで二封後、またまた京田が全然間に合わない1塁に送球し、これがまたも悪送球。ピンチを広げたと思ったが、キノタクのナイスカバーで近本は2塁憤死で事なきを得る。しかし、
    「おいおい、全然間に合わないのに投げて悪送球って、少年野球かつーの⁉」
    と突っ込んだのは私だけではあるまい。しかしこのドタバタで大野雄大がリズムを狂わしたのか、続くタイガースの4番サトテルこと佐藤輝明に先制ホームランを許し先制点を献上する。
  • 7回裏。一死1、2塁のチャンスをつかむが、岡林のセカンドライナーで2塁走者京田が戻れずゲッツーでチャンスをつぶす。
    「またおまえか…」
  • 8回表。今季初登板の祖父江が1イニングを0で抑え、味方の反撃を待つ。
  • 8回裏。矢野監督は好投の西を引っ込め継投策に出る。そして今年は何かが起きるドラゴンズ8回の攻撃。
    ①一死後、ビシエド2ベースでチャンスを作る
    ②最近のチャンスでの勝負強さは神がかっているマスター阿部が鮮やかタイムリーで同点!しかも好走塁で2塁をおとしいれると、クールなマスターも思わず2塁ベース上でガッツポーズ!
    ③一気に勝ち越しを狙いマスターに代走高松を送り、勝負をかける立浪監督。
    ④3球目のワンバウンド投球を見逃さずに高松は3塁をおとしいれる!ここが個人的には今日の最大のポイントだったと思います。なぜならこういうことがあったからです。
    次の塁は狙えなかったのか?
    3月30日の対ベイスターズ戦8回の攻撃。5点ビハインドから1点差まで詰め寄り、なお一死1、2塁の場面で2塁のピンチランナーとして送られた高松でしたが、ワンバウンド投球で3塁を狙わなかったことに私は苦言を呈しました。結果、続くビシエドがゲッツーに倒れ敗戦となったわけです。
    おそらくベンチも私と同じことを思ったのではないでしょうか。この日は「ワンバンなら行け」と指示が出てたそうですね。同じ失敗は繰り返さないというチームの強い意思が感じられました。
    ⑤石川昂弥は難しい低めの変化球を技ありの勝ち越しタイムリー。2:1と逆転
  • 9回表。そして最後はライマルがピシャリ。

4/13(水)の結果
中日 1 : 0 阪神

今年は先発して安定した投球が光るものの、いまだ勝ち星のない勝野投手と、タイガース小川投手の両先発で始まった試合は、両先発投手の好投とリリーフ陣の頑張りでスコアレスが続きました。

  • 7回裏ドラゴンズの攻撃。ここまでタイガース打線を被安打2、1四死球と完璧なピッチングをみせている勝野投手になんとか勝ち星をつけてあげたい。1アウト後に石川昴弥が渋いヒットで出塁すると、京田がバント送って2アウトながら先制のチャンスを作る。打順はピッチャー勝野。ここで勝ち越せば勝野に勝利投手の権利を与えられる場面で告げられたアナウンスは
    「バッター福留!」
    まぁ正直私は耳を疑いました。なぜなら私個人的にはこの時点でベンチに残っているメンバーで一番期待値の低いバッターの名前が告げられたからです。てっきりうーすけこと鵜飼の名前が告げられるものと思っていました。ちなみにここまでの福留選手の成績は7打数0安打3三振。もちろんこれまでの輝かしい戦績には敬意を表してはいますが…
    結果はボテボテのファーストゴロで今日も勝野投手に勝ち星がつかないことが確定。試合はこのまま延長戦へ。
  • 10回表。すっかり中継ぎが板についてきたシミタツこと清水達也投手がタイガースの攻撃を3人でピシャリと抑え、リズムを作る。
  • 10回裏ドラゴンズの攻撃。
    ①1アウト後、前日は守備でも足を引っ張り、いまだに打率1割台で竜党のひんしゅくを買っている京田選手がセンター前に弾き返し、更に好走塁で2塁をおとしいれる。いやーこれはホントにナイス走塁でした。
    なんだ、やればできるじゃん!
    ②代打根尾君が際どいボールを見極めフォアボールを選び、一死1、2塁。
    ③野手キャプテン大島が3球目の甘く入ったボールを振り抜くと、打球は右中間真っ二つ!京田選手がサヨナラのホームを踏みます。頼れるキャプテンにまとわりついて喜びをあらわにする根尾君の姿が印象的だったのですが、ヒーローインタビューではキャプテン大島が「(根尾)あきらがいいところで繋いでくれたので」と、根尾君の四球を称えたていたのはとってもいいシーンだなと思わずニヤニヤしてしまいました。


4/14(木)の結果
中日 4 : 1 阪神

対タイガース3連戦の締めを任されたのは、前回の登板で両リーグ通じて完封1番乗りを果たした、我らが柳裕也投手でした。

  • 1回裏ドラゴンズの攻撃。二死2、3塁のチャンスを作ると、今や得点圏の申し子と言っても過言ではないマスター阿部が先制2点タイムリーを放つ。
  • 3回裏ドラゴンズの攻撃。ビシエド、マスターの連打で一死2、3塁のチャンスを作ると、今度は柳投手の女房役キノタクこと木下選手が右中間へ2点タイムリーツーベースで4:0!
  • 6回裏ドラゴンズの攻撃。柳投手の今季初安打から一死満塁のチャンスを作る。しかし続くビシエド、マスターは連続の空振り三振で追加点を奪えず。
  • 9回表タイガースの攻撃。まったく危なげのない投球でここまできた柳投手の2連続完封勝利は目前。しかし油断したわけではないでしょうが、サトテル、近本に連続安打を浴びると、犠飛で1点を献上してしまいます。しかし最後はピッチャーゴロゲッツーで締めて完投勝利!

まぁ途中で今日の試合は負けようがないなと思えるほど、柳投手のピッチングは安定していました。
ちなみに私が今日の試合で一番印象に残ったシーンは、3回裏、2点を追加してなお、二死1、2塁での柳投手の打席でした。1球目を空振りし、続く2球目は外角低めに大きく外れるくそボールでしたが、いつも通り打つ気満々の柳投手は思わず空振りしてしまいます。すると

「あ”ーーー!」

と、テレビ越しにスゴい声が聞こえてきました。画面を見るとよっぽどくそボールを振ってしまったことが悔しかったのであろう柳投手の発した雄たけびだったようです。

これを見て私は思わず笑っちゃうのと同時に、柳ってのはホントにスゴい男だなーとあらためて感心したものでした。
だって、この回に2点追加して4:0となっており、2アウトでピッチャーの打席なので、普通ならランナーが残っているとはいえ、適当に見逃し三振でもいいんじゃね?とそんな状況ですよ、奥さん!
でもこの男は違いました。自らのバットで追加点を取る気満々だったんでしょうねー勝負に徹する姿勢はホントに頼もしい限りです。

そういえば、以前に【サンドラ】で、京田選手とキノタクがこんなことを言ってたのを思い出しました。
「登板日の柳にはうかつに声をかけられない」
臨戦モードに入っているということなんでしょうねー。詳しくはこちらをどうぞ。
ピンポイントでは5:28くらいからです。

ということで、今季初の対タイガース3連戦は見事3連勝を果たしたのでした。

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